3月10日はゴロ合わせから『砂糖の日』です。本日は砂糖繋がりで“甘い”お話です。
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「おいしいチョコレートは、美しい油の結晶でできているのです。」
約1万年かけて カカオから現在の美味しいスイーツに変化してきたチョコレート。
そのチョコレートの成り立ちがステキな絵とともに解説されている絵本が発売されたのでご紹介させて下さい♪
月刊たくさんのふしぎ
ひと粒のチョコレートに
2021年4月号(第433号)
発売日:2021年3月1日
文:佐藤清隆
絵:junaida
出版社:福音館書店
口の中でさっととけて、おいしさが広がるチョコレート。その秘密は、原料のカカオの油が持つふしぎな性質にありました。チョコレートは美しい油の結晶なのです。しかしその性質ゆえに、チョコレートが生まれるまでには長い歴史がありました。ミクロの世界から、舞台は古代アステカ、ヨーロッパへ。壮大な物語が始まります。
福音館書店ホームページより引用
junaidaさんの絵、好きだなぁ~。
junaida ジュナイダ
1978年生まれ。画家。
字のない絵本『Michi』や、ことばとことばをつなぐ不思議な日本語「の」をテーマにした絵本『の』で、多くの読者の心を掴んできたjunaidaさん。
調べるまで「ジュンアイダ」と読んでいましたが、読み方は「ジュナイダ」なんですね。
『Michi』や『の』などキレイめな絵から、2020年12月に刊行された『怪物園』のちょっと怖いけど美しい怪物達まで、junaidaさんの描く絵にすっかりココロを掴まれてます。
そんなjunaidaさんが福音館の月刊たくさんのふしぎ『ひと粒のチョコレートに』の絵を描かれてます。
ストーリーは広島大学名誉教授の佐藤清隆さん(チョコレートをはじめとする食品油脂の研究者)によるもの。
なぜチョコレートは口の中で溶けるのか?からはじまり、チョコレートの原料カカオの産地の話、チョコレートって結晶なんだ!や、そこから形態を変えながらココアが発明されたり、現在の美味しいチョコレートになったり…
と子供にわかりやすく優しい解説がされています。
そして絵本のイラストが可愛いのはもちろん、細部まで拘っていて、各ページ各イラストを囲むフレームが全部違っていて素敵なんです。
ストーリーそっちのけで絵にみいっちゃいそうな危険な絵本です笑
詳しいお話はぜひ『ひと粒のチョコレートに』をご覧下さい。
取材協力は
- 株式会社 明治 →(明治 THE チョコレートの4種チョコレート味比べしました)
- Dandelion Chocolate Japan 株式会社 → (ダンデライオンでチョコパンお取り寄せしてました)
まとめ
先日DariKのキットを使ってカカオからチョコレートを作った我が家。
息子も一緒に作って ちょっと興味深げだったので、これはチョコについて教えるチャンス!と思っていた所に発売されたこちらの絵本。なんてばっちりなタイミング!
私は好みの絵じゃないとなかなか読み進められないので(絵本も気に入った作家のみになりがち)、大好きなjunaidaさんなら即決!かわいいイラストの絵本で知識を吸収出来るのはありがたいです。
カカオの精のような少年。無表情な感じが奈良美智さんに通じる所があってツボ。
「月刊たくさんのふしぎ」は一応 対象が小学3年生からとなっていますが、幼稚園年中の息子も興味深々でお話を聞いてくれました。
そしてチョコレートについてサラっと知りたい大人にも満足の内容です。
インターネットでは購入出来ないので、大きな本屋さんで探してみてください。