旅するエスプレッソ

気ままに綴るコーヒーライフとその他モロモロ

マックのカフェラテの味が変わった?いやいや、マシンが変わっていたぞ!2019年10月




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ドライブ(帰り)のお供にカフェラテを飲もうと、いつもと違うマックに寄ったら エスプレッソ氏が 何やらコソコソ耳打ちしてきた。

「カフェラテのマシンが変わってる」

「え?これ?」

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「いや、それはソフトクリームやシェイクを作るマシンですよ」

「んじゃこれ?」

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「そう、それ」

もう ここからは 機械が変わったことによる味の違いが確認したくなっちゃうエスプレッソ氏、地元のマクドナルドは確かマシン変わってないよな…とぶつぶつ言いながら 帰宅。
の前に地元のマックへ笑
やはりマシンは変わっていませんでした。

じゃあ

早速飲み比べだ!

マクドナルドの新コーヒーマシン

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フランケ社製 A600 (全自動エスプレッソマシン)

フランケ社(スイス)はヨーロッパを中心に世界で業務用厨房機器を製造販売するFRANKEグループの事業会社。業務用コーヒーマシンで世界2位の販売実績があるそう。

本国アメリカのマックはフランケ社と深い繋がりがある

実はマクドナルドの本拠地アメリカの店舗では全ての全自動エスプレッソマシンがフランケ社のもの。フランケグループはアメリカのマックの殆どの店舗の厨房設計やフライヤーなどの厨房機器提供をしている。あの有名なダンキンドーナツの厨房機器もフランケ社のものが多く扱われているそう。世界規模の企業ですね。

ちなみにプレミアムローストコーヒーはペーパーフィルターを使用した全自動ドリップコーヒーマシンで抽出しており、日本が採用しているマシンはブルーマチック社のものだが、アメリカではBUNN社製となっています。

 

既存のマクドナルドコーヒーマシン

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メリタ社製 カフィーナ XTシリーズ

ドイツのメリタ社による全自動エスプレッソマシン。
一杯ごとに豆量、粒度、湯量、湯温などの40項目以上をチェックし、自動補正する特許システムも売りの1つ。初期投資はそれなりにかかりますが上位機種であれば文句なしに安心して使える全自動エスプレッソマシンです。

 

飲み比べ

新マシンのラテの風味

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先ずは..なんと!このフランケマシン、既存のメリタ社マシンが作るフォーム(泡)のクオリティを超えてます。キメもそこそこ細かいし、口当たりがよく何よりも泡持ちがいい。既存のカフェラテの何倍もフワフワ泡が保ちます。これにはビックリ!

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↑左 フランケ社 右 メリタ社

肝心のコーヒー自体の風味も既存のものと差別化されてます。現行品より浅めの焙煎フレーバー。水洗豆、非水洗豆のバランスの取れたブレンド。へんな苦味はなく心地よいビター感、後口に明るい酸と気持ちのいい甘さも感じます。

エスプレッソとスチームミルク、フォームドミルクのバランスもなかなか良い!(えらそーに笑)

 

既存のラテの風味  

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深煎りフレーバーも甘いフードメニューと相性いい事も多いのですが、たまに焙煎の加減のせいかラバリー(ゴムみたい。深煎り時の過度な火力の焙煎による)な味が突出してしまうのと、ユル過ぎるスチーム/フォームドミルクの時があってどうしても気になってしまいます。

比較しようとして飲んだ今回の既存ラテがまさにその味でした。
使用しているマシンは機能性に優れたマシンである事に間違いありません。
デザイン的にも僕個人はメリタの方が好きです。
けど、肝心のコーヒーの味やミルクの質感はフランケマシンラテに軍配が上がってる印象でした。使っているお豆のブレンドの仕方や焙煎の仕方、機械の設定、調整で結構左右されます。

 

まとめ

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本格的なバリスタがトラディショナルマシンを使って作るカフェラテと同じ土壌には立てませんが、このラテレベルをマックで飲めたら文句は言えません。コスパのいいオススメのカフェラテです。

今回のマシン入れ替えはもしかしたら本国の意向が強くなり、ガラパゴス化していた日本のマックの什器の選定にツッコミが入ってのマシン切り替えかも知れませんね!
そうなるとブルーマチック社が扱っているマシンもBUNN社製に変わる日も近いかもしれません。

今はテスト展開での導入かもしれませんが、じわーっとフランケマシンが増えてきそうな雰囲気を感じました。
消費者としては、より美味しいカフェラテになっている分にはウェルカムですが!

皆さんも新マシンに偶然出会われた際には是非お試しあれ。